俺はその時、どう行動するか。
姉さんは俺を舐めるようにゆっくり見ると意味深に舌なめずりをした。



「あなたって顔も性格もお尻も最高に困ったちゃんなのね。私そうゆうオトコ大好物よん」


「!?」


「ま、可哀想だしプライバシーは詮索しないであげるわ」



そして俺の前になぜか炒飯を置いた。



「…なんですかこれ?」


「彼女以外に手を出してるあなたに、当店オリジナルメニューのはみ出し炒飯をプレゼントするわ」


「………」




はみ出し炒飯…


ラーメンの横に置かれたそれは山盛りで、その名の通り炒飯が皿からはみ出し机にこぼれていた。



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