BLack†NOBLE
「嘘よ……」
彼女の声が震えた。瞳に涙が溢れ出す。
泣かないでくれ……
「勝手な解釈をするな。わかるだろ? 嘘はついていない。別れたい。二度と俺の前に現れるな」
「嫌よ! 柏原! 待って!」
部屋を出ようとした俺に彼女がしがみついてきた。
「まだ、何か用か?」
「…………っいやぁ、柏原と別れないわ」
彼女を振り払おうと手をあげると、ニナが『駄目です!』と彼女の前に出た。
『部外者は口を挟むな!』
『茉莉果様からアナタの話、たくさん聞きました! アナタは優しい人です』