BLack†NOBLE


『煩い、ニナに何がわかる』


 ニナを突き飛ばして、彼女の細い腕を掴んだ。テーブルクロスを片手で引き払うと、料理がクロスごと床におちて派手に散乱した。


 その何もなくなったテーブルの上に彼女を押し倒す。彼女は怯えた目を丸くさせた。



「寂しいんだろ? なら、最後にここで抱いてやる。今まで手加減してきたんだ……俺の本性みせてやろうか?」



 彼女は泣きながら首を横に振った。



「お前だけじゃ、満足できないんだよ……知らなかっただろ?」


 パフスリーブを引きちぎると、白い肩が露わになる。その肩に口付けする。


 テーブルの上で泣きじゃくる彼女が痛々しい。こんな事をするはずじゃなかった。







< 256 / 509 >

この作品をシェア

pagetop