BLack†NOBLE
油断した隙に、彼女は自分でテーブルから降りると、倒れた木の椅子を持ち上げて俺に振り上げた。
流石にそれを食らうと、大ダメージだ……
椅子を両手で掴んで、彼女が怪我をしないように気をつけてフォローすると、すねに蹴りが入る。
「っく……」
「もういいわよ! 柏原なんか、こっちから願い下げよ! 最低っ! お父様に言いつけてやる! ライフルで頭ぶち抜かれないだけ感謝しなさいよね!」
彼女が床を踏みしめて、部屋から出て行く。ニナが後を追った。
俺はその場で崩れ落ちた。
お……終わったか……。本当に、最後の最後まで予想外な人だな。令嬢のくせに、よく暴れたな。