BLack†NOBLE

 茉莉果は、もう一度蔵人に強く抱きついた。


「ありがとう、お兄様。
 私から柏原を奪わないでくれて……私には柏原しかいないのよ」


 蔵人には、その発言の深意はわからなかった。



「瑠威がヤキモチ焼いて待ってるぞ。そろそろ行こうか。癇癪を起こす前に」


 
 茉莉果は、婚約者を想いそして幸せそうに微笑んだ。




くーたんとるーたん
はじめてのお留守番

THE END





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