BLack†NOBLE
半袖のティーシャツから出た右腕には、毒々しい黒い薔薇の刺青が見えている。背中には、もっと綺麗な模様が広がっている。
クロードが優しくふれるから、ポコって赤ちゃんが動いた。多分喜んでるんだ。
それにびっくりしたクロードは、手を引っ込めてしまう。
『大丈夫だよ。最近、よく動くの。ひょっとしたら、男の子かもしれないね』
『どっちでもいい』
そうやって、ぶっきらぼうに言う冷たいクロードは、自分の右手を見ながら残酷な事を言う。
『俺みたいな父親で可哀想じゃないか?』