BLack†NOBLE

 ドアが開いて、黒いティーシャツにスラックス姿のクロードが入ってきた。 シャワーを浴びて、黒髪が艶やかに濡れている。



 色っぽい……

 なんでクロードって、男なのにそんなに綺麗なんだろう……



 子宮が、キュッとかたくなる。大丈夫、パパが来たよ……って優しく教えてあげてお腹を撫でた。



 その仕草を、黙って見ていたクロードはゆっくりとベッドに腰をかけて、 自分の右手を私の手の上に重ねた。


『お腹、これが赤ちゃんだよ。わかる?』


 クロードの手を、直にお腹の上に持っていく。クロードは恐る恐るお腹に触れていた。


 だけど、その手は暖かくって大きくて、すごく優しい。



『ああ、よくわかる』



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