BLack†NOBLE


 クロードの首筋に顔を埋める。鼻をこすりつけて甘えると、クロードの手が優しく髪を撫でてくれる。



『アリシアは、フランス語もできるし、パリの街が好きだって言ってただろ?

 家も建ててやるし、家政婦、シェフ、運転士……使用人も沢山雇ってやる。
 
 パリは、環境や治安もいいし、綺麗な公園やいい学校もたくさんある』


『嫌、クロードが行かないなら私も行かない』


『俺の命令が聞けないのか?』


 クロードの声が、低く鋭くなる。

 レイジたちファミリーなら、この威圧的な声を聞いたら、怯えて首を縦に振るんだろうな……



『聞かないわけじゃないけど、だって私クロードと一緒にいたいし、クロードも一緒にいたいでしょ?』


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