BLack†NOBLE

 クロードは、『はぁ……』と盛大なため息をつく。



『お前たちの安全を考えて言ってるんだ、俺は! ふざけているわけじゃない』


『私だって、ふざけてないよ。この子にはクロードが必要なの! 私も、クロードがいてくれなきゃ干からびちゃう』


『毎日、電話をするし、頻繁に会いに行くから』


『ダメ。一緒に暮らす』



 クロードは、そのまま黙りこんで天井をジッと睨みつけていた。



『瑠威とクロードって、本当にそっくりだよね』


『ああ、弟だから……』


『外見的な話じゃなくて、性格も似てる。二人とも頭が良くて、話が上手くて、すごく魅力的。

 それに人の心を奪うのが上手。サッと惹き付けて、深く傷を残す。それなのに、自分のことにすごく臆病者』


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