とけないゆき
話しかけたほうが、いいのかな。


私は人見知りはあまりしない方だったので

話しかけてみた。



「あ、よろしくね!隣だし、分かんないこととか聞いてね!」


できるだけ優しく笑顔で接してみたのに。


なに、この無愛想な顔。

話しかけんなオーラ。


私は少しイラッとしてしまった。



「ああ、どうも、つかさあ」


チャラ男は前髪をいじりながら私の耳元に顔を近づけてきた。



なななななななに、これ!?


心臓がバックバクして、破裂しそうになる。



もしかして・・・・・・これが・・・・・・こ・・・



「お前、ブスだな。」
< 7 / 123 >

この作品をシェア

pagetop