一番星の愛情物語
嗣実さまは、ニッコリと笑う。


「では、話を進めておきます。おじいさまにも、私から話をしておきますね」


「よ、よろしくお願いします!」


実は嗣実さまの策士ぶりは、こちらでも遠慮なく発揮されているのはいうまでもありません。


食事を終える頃、いろはさまの顔色も良くなったので、ショッピングがしたい、といろはさまがおっしゃりました。


「嗣実さまは、動物では何が好きですか?やっぱりウサギさんですか?」


嗣実さまは、クスクスと笑いました。


「ウサギさんも嫌いじゃないんですが、鶴と亀ですね」


いろはさまは、瞬きをしました。


「縁起がいいですね」


「はい。人と人との繋がりが、ずっと続きますように、と思って。渋いですよね」
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