祝福された堕天使達
「時々麻里の事が解らなくなる事があるよ。俺の元からいつか離れてしまいそうで、怖いよ。」

「……」

麻里は何かを言いたげにしているが、中々言い出せずにいた。

俺はそんな麻里を責めようとはしなかった。

ひたすら麻里の言葉を待った。

「あのね…」

麻里がそう言って話を始めるまで少なくとも二分程時間がたった。

麻里はゆっくり話始めた。

「曖昧なのは私の信頼感…かな。」

「信頼…感?」

そう聞き返すと麻里はコクっと頷いた。

よく解らない。

麻里は俺の事を信じていないとでも言うのだろうか。

首を傾げる俺を見て慌てた麻里は…

「ち、違うよ。私はまー君の事、とっても信頼してるよ。」

「えっ?」

俺は更に混乱した。

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