意地悪同期にさらわれました!
「あ、あの秋穂、離れて」
彼女の肩をそっと押す。
「……」
俺を見上げる目が、どうして?と訊いている。
「そ…んな格好で…くっつくな」
「え…」
「離れろ!我慢出来なくなる!」
俺がそう言うと彼女はようやく事を理解して、俺の腰に回した手をパッと離した。
「ばっ…、バカ」
赤くなってそう言う彼女に更に欲情した俺だったが、それは言わないで黙っておこう。
「じゃあ、朝飯食ったら出ようか。
遅刻なんてしたら課の連中にまた何を言われるか」
「……」
そう言う俺と秋穂の目がふいに合う。
俺が静かに唇を寄せると彼女の瞼がそっと閉じられた。
………頼まれたって…手離すかよ。
俺の…ものだ。ずっと。