意地悪同期にさらわれました!

―――――

「おはようございます」

「おはようございます」

俺と秋穂が揃ってオフィスに入ると、課にいた全ての人間が顔をこちらに向けて俺達を見た。


………昨日から何度目だよ、
このパターン…。


「やあやあ、ご両人。
昨日は貴重な時間をお引き止めして悪かったなぁ!!

…あれれ、野田、服が昨日と同じだぞぉ。
いややや、参ったなあ!!

俺もそろそろ本気でタキシードを誂えないと!

わはははは」


「………」

「………」

俺と秋穂は豊田部長のテンションに突っ込む気力もなく、オフィスの入り口で立ちすくんだ。




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