飛距離と角度
しかも勝手に手が動き左右に揺らせながら、めちゃめちゃオーバーリアクション付きで必死に謝ろうとしたけど言葉は…

「アバババ、グゲェ、ビャビョ、ばだぐべばべぶゅ~」

ヤバイ僕は何して何を言ってるんだろう↓↓

氷つくような寒い空気が流れてから、恐る恐るモモさんの目を見た瞬間、モモさんから

「あれ?誰か外人の友達連れて来た?」

みんな首を高速で左右に振った。

さらにモモさんは、僕を見てデタラメな英語で

「ハロハロ!!カラオケBOX相席NOよ」

モモさんは、普段は怒るハズなのに、逆に笑みを浮かべながら場を盛り上げている!

僕、このままだと本当に帰らされるかもしれない!?

は、はやく切り返さないとマズイと思い必死に言った!

「カッカッカラオケBOXに相席なんて無いじゃないですかぁ!!さ、さ、さ、最初から、ずっと一緒にいたじゃないですか!!タ、タ、タピオカが勝手にピュッって飛んだんですよ!!か、か、勘弁して下さいよ!!」

僕なりに精一杯の言い訳をしたけど。

モモさんはマイクを取りスイッチをONにして、僕にトドメを指すかのように、鋭いツッコミを入れてきた。


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