飛距離と角度
「あれ!?他人事!?まぁ百歩譲って仮にタピオカが動いたとしても、タピオカって羽が生えた生き物?カズマの国ではタピオカって空を自由に飛ぶのか?」

心の中はムンクの叫び状態!

ヒエー!!!

モモさんの強烈なツッコミ~!!

パニック状態に陥り何をどう言い訳して良いかも分からず、ただただ うつ向いていた!

モモさんと僕のヤリ取りを見て、女の子達の笑い声が部屋の中に響く!

その中でも僕の正面の子がツボに入ったらしく、お腹を抱えて目に涙を浮かべて笑いながら

「二人で漫才師にでもなったら↑↑本当に面白すぎてお腹痛いよ↑」

えっ!?

そんなに面白いのかなぁ?

僕は、いつもと同じようにモモさんにイジられているだけなのに予想外の、みんなの笑いに僕って面白いのかなぁ?。

こんな僕にも実は、お笑いのセンスがあったかもって、ちょっと自信が出てきた。

もしかして僕もモテモテになるかもって想像したら顔が崩れそうな程のクシャクシャな笑顔でニヤニヤしていたら横の女の子が大きな声で

「キャッ!!カズマ君ってカワイイ~☆」

横を見ると僕を見ながら笑顔で小さく手を叩いてる。


< 7 / 18 >

この作品をシェア

pagetop