レンアイゲーム


ガラガラガラ……ピシャン。

ドアが閉まった。

と同時に、キュッキュッという足音がこっちに近付いてくる。

え、あたしどうしよう。

どうすれば良い?

寝たふりか?

必死に考えを巡らせたけど、結論が出る前にカーテンがシャッと開いた。

男子とバッチリ目が合う。
「あ、良かった。目、覚めたんだね」

その人はふわりと笑った。







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