レンアイゲーム
「さっきはごめんね。大丈夫?」
心底心配してくれているような顔をつくる、森刹那。
あたしがぶつかったのは、この人か。
保健室に運んでくれたのも、森刹那だろうな。
こんな間近で見たのは、はじめてた。
本当に美形。
女子達が騒ぐのも分かる。
けど、あたしは苦手。
表情の全部が、つくりもの。
そんな気がして。
「…こちらこそ、すいません。ありがとうございました」
ベッドから起き上がったあたしは、軽く頭を下げた。