人生運命<人生Game>
『皆さん、こんばんは。お元気ですか?』
フォルトュナは楽しそうに言う。
『貴女!ふざけているの?!知っていますわよね?私の母が亡くなった事!』
シュウ゛ァンセルは瞳に涙を満たしながら怒る
『あー、それなんです。貴方がたを監視する為のものを渡すのを忘れていましたわ』
そしてフォルトュナはほれ、っとプレゼント箱を全員の手の中に落とす
手を出していないのに対し、どうしたのか知らないが勝手に握らされていた。
中を開けると、ギョッとし箱ごと中身を投げてしまう
シュウ゛ァンセルも中身に驚いて怒りを忘れている
色んな声があるなか、満場一致でこれは嫌、という意見。
という推測だった…が
違った。
ベリアルはそれを可愛いと呟いた
それ、は目玉だった。
こちらをじっと見てくる
『うわ…』
『こんなの嫌ね…。』
ラートリーは表情を歪める
『あら、皆さん不満ですか?仕方ありません。自分が望む形にして下さい。その形を望めば変わります』
みんな、色々な形に変えていく中、ベリアルはともかく、アンテロースも形は変えなかった。
ベリアルの目玉と自分の目玉を交互に見て、満足げに微笑む
変な人だ。
僕は柴犬にした。柴犬大好きだ、可愛いから。と一人満足した。
『その監視道具は普通の人には見えません。貴方達、ゲームの駒方だけが見る事の出来ます』
なんと便利な…って、そんな魔法みたいなの、どうやってるんだろうか、と考え込んでしまう
『では、人生ゲーム…始めましょう?』