3年分のキス





今年の夏の日差しは
夕方でもお構い無く降り注いでくる

青葉が生い茂る並木道を
二人手を繋いで並んで歩いている



「何食べたいー?」



とわたしが聞く

彼はうーんと少し首を傾げて考えた後で



「心結が食べたいものでいいよ」



こういうところが蓮の優しいところだ

なんでも、わたしがやりたいことを優先してくれて
自分のやりたいことはいつでも後回し

でもわたしは蓮の食べたいものを作ってあげたいのに




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