3年分のキス




彼のほうをむくと目が合って
なんだか二人ともおかしくなって笑いあった



「買い物、いこっか」


「あぁ、そうだな」



二人とも微笑みながら
うんと頷いてわたしは鞄と鍵を手にとった

そして彼はそれに続くように
リビングの電気を消した


それを見ていたわたしに
すかさず彼は近づいてきて



「…行こ」



手を差し伸べてきた


わたしは大きく頷いて
彼の大きな手に自分の手を重ねた

「罪悪感」を
捨てきれないままに…






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