幸せ探そうぜっ!!
荒井君の言葉にあたしの頭は下がっていくばかり。
目線は地面。
「……言い過ぎた。ごめん」
いつもの荒井君とは違う静かな声にじわっと涙が浮かんでくる。
それを流さないように必死に唇を噛む。
「俺は、森下に自分が不幸だなんて思ってほしくない」
あたし相手にこんなにはっきりと意見を言ってきたのは荒井君が初めてだ。
「もし、幸せになりたいなら、待ってちゃだめだよ。自分から探しに行かなきゃ」
その言葉にドキッとした。
――あたしが、動けば?
あたしが、幸せになるために行動したら、あたしは幸せになれる?
「あたしが、頑張ったら、幸せに……なれるかな?」
その言葉に荒井君は
「あたぼーよ」
そういって親指を突き出した。
それがおかしくて、あたしは少し笑った。
――ドキッ
「荒井君、もう一回、あたしの自己紹介聞いてくれる?」
「もちろん!」