僕は生徒に恋をした
「何で…」

山田は俺を凝視したまま、訳が分からないと言うように、ぽつりとつぶやいた。

「武内から聞いた。
俺とのことで責められてるんだって?」

山田はハッとして首を振る。

「そんなの大丈夫。
全然気にしてないよ」

「やっぱり教師と生徒が恋愛しようなんて無理なんだよ」

俺はゆっくりと、まるで自分に言い聞かせるように言う。

「何で?
私が大丈夫だって言ってるのに」

山田は泣きそうな顔で首を振る。

「嫌だよ。
先生と別れたくなんかない。
私は大丈夫だもん。
みんなに何言われたって、先生がいてくれれば…」

「そうはいかない。
俺は教師だ、お前を守る義務がある」
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