☆ 女芸人とアイドル ☆
俺は雪乃のほうを真っ直ぐに見つめる。
「私はー…」
『あのー。お2人、お取り込み中悪いんだけど…』
雪乃の言葉を遮るように、番組スタッフが俺たちに近づいてきた。
『もうそろそろ行かないとヤバイんで』
『ほら雪乃! 亮介君、続きは帰国してからにして』
「え、ちょっと待…」
スタッフと相方に腕を引っ張られ、俺から離れていく雪乃。
その途中で雪乃は慌てたようにバッグから何かを取り出す。
そして それを俺に向かって放り投げた。
「亮介、これ…っ!!」