死神と少女の恋物語
俺は少し考えた。
二大禁忌は絶対だ。もちろんわかっている。
しかし、死神の世界は人間界より融通が利く。

そして俺は、あることを思い出した。

「なぁライ。もしかしたら何とかなるかもしれない。」

「え?リュウ何言ってんの?相談した俺がいうのも変だけど、二大禁忌は絶対だろ。」

「もちろんそうだ。俺も確信があるわけじゃないから、話半分で聞いてくれ。」

「ああ。わかった。」

「俺が新人だった頃、過去の回収記録全部読んだんだよ。」

「え?マジ?」

「ああ。でも資料庫の中だけだかどな。」

「ちょっとまて、資料庫の中だけでも結構な数あるだろう?」

「まあな。でも新人の頃って結構暇だろ?だから暇つぶしに読んでみたんだ。」

「暇つぶしって・・・」

「話を戻すぞ。そこで確か決行日を少し遅らせた記録を読んだ気がするんだ。」

「ほっホントか?」

「いや、俺が新人の頃の話だから、絶対とはいえないが」


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