キスはおとなの現実の【完】
「ですから……」

わたしはさらに声を張って弁をふるおうとした。

思わず、パーテーションで仕切られているだけの応接室ということを忘れてしまう。

「ぜひ、わが社の……」

わたしの言葉をさえぎるように、むかいに座っている担当男性が口をひらいた。
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