キスはおとなの現実の【完】
わたしはそんなに簡単に切りかえられるわけもなかったし、気にしないこともできなかった。

なにやってんだろ、わたし。

大上先輩はなにもいわないが、きっとこの一件で先輩からの信用もがたがたになってしまっただろう。
自信につながるどころか、自分のおさなさやなさけなさを再認識させられる結果になってしまった。

今日は土曜日。

一日の休日をはさんで次の週の月曜から、どんなふうな顔をして出社していけばいいのかわからなかった。
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