キスはおとなの現実の【完】
こんな気持ちになれたのは、カズトさんとのキスのおかげだろうか。
わたしは再度口の味をたしかめながら、手のなかのケータイ電話を操作した。
リダイヤルから母を選んで電話をかける。

コール音が長く続いた。

こんな時間の電話はたぶんめいわくだろう。

けれど心配性の母がでたらはっきりと笑っていうんだ。

わたしは、ちゃんと大丈夫だって。

ほかの人にはなんてことない一夜のできごと。

わたしにとって、キスはおとなの現実の、たしかな一歩になったんだ。



おわり
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言葉がたりない…… 嫉妬をしたり、やつあたりをしたり…… それでも…… 「シオリ……」 「犬のシール?」 「これは死んだおふくろの唯一の思い出なんだ」 「ねえ、カズト……」 いいよ、あげる…… わたしの全部を。 OL×酒屋×上司 『キスはおとなの呼吸のように』 「あいかわらず、へたくそですね。そんなにちゅうちゅう吸われたら、苦しくて息ができなくなっちゃいます」 いわなきゃ、わかんないよ――

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