キスはおとなの現実の【完】
わたしはカズトさんに手をふってアパートにむかって歩きだした。

顔をあげて、ちょっとはやめに一歩いっぽ。

大丈夫。

これから先もいっぱいつらいことはあるだろうし、おとなになんていつなれるのかもわからない。

けど。

わたしはたぶん、この現実の味のなかで生きていけると思う。
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