半年記念日☆
いつも少しだけ繋いでくれる手は瑛から差し出された。



嬉しさが胸いっぱいになってる最中に「はぐれるから」っていつも一言付け加える瑛。



その一言に少しだけ嬉しさを吸収されて、はぐれなきゃ、繋いでくれないの?



そんな思いに胸いっぱいがしぼんでしまう。



今日は勇気を出そう。



あたしから手を繋ぐんだ。



あたしは唾を飲み込んで唇を引き締めた。



ホントはね、もっともっと瑛の手に触れてたくてもっともっと瑛の手の温もりを感じたかったりするんだよ。



あたしが恐る恐る手を近づけ瑛の手に触れると瑛はあたしを驚いた顔をして見下ろした。

< 22 / 38 >

この作品をシェア

pagetop