ミルクティー色の女子×メガネ男子
「大丈夫ですか?」
そう言って、あたしの涙を拭い取った高橋君。
すごく心配そうな顔をしてる。
「...だ、大丈夫だから」
そう言ってあたしは彼から離れた。
だけど...
何故か彼は近寄ってくる。
他の男子と同じってこと...か。
また、あたしの手首を掴んだからそれを振り払った。
「...僕が触るのも嫌なんですか。なら、もう触りませんから、怖がらないで下さい。」
えっ?
何で怖いってわかったの?
「...肩、震えてます」
う゛っ
心読まれてる?!
震えてる...からか。
大きく深呼吸したら少し落ち着いた。
「...あなたも、皆と同じなの?」
「皆...?」
「そう、男子皆あたしを犯そうとするのよ」
彼はあたしの言葉に顔をしかめた。
「僕はそんなことしないから。」
「え...?」
敬語...は?
とゆうか、あれ?
なんか...違う。
「愛実にそんなことしない」
「え...あ、うん。」
真剣な顔で言われたから、
何も言えなくなる。
「...はっ!ごめっ...」
ん?今度は何?
「...僕が言っても説得力無いですよね」
「そんなこと...ないよ」
「うっわぁっ!」
彼に近づいて言ったら
頬を赤くしてあたしから目を逸らした。
何で赤いの?
初めてあったのに彼は、助けてくれて
嬉しいこと言ってくれたと思ったら
謝るし....
変わった奴だなぁ...。
「...ありがとう」
「ん?なんか言いましたか?」
「...なんも言ってないよ」