ディア・ロマンス
「加島 暁。進級早々喧嘩して停学処分くらっててたんだけど、解けたんだよ。」
アカツキ、その名を聞いた瞬間彼にぴったりだなと他人行儀に思った。
へえっと興味なさげに相槌を打った私を、詩織と光はオロオロとした様子を深めながら尋ねてくる。
「…玲、知らないの?」
「なにを。」
「加島暁よ。一応、同じ歳だよ。」
知るわけない、と言った私に詩織も光も「だよねー…」と顔を見合わせうなだれた。
そんなん、当たり前じゃないか。私が友達なんて呼べるのはこの2人だけ。だから他の人達には基本興味ないのが本音。
…と、いうことはだ。
当然同級生達の噂話とかそういうものには耳を貸さない。面倒。