空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
ボクらは
駅長さんに促され
部屋の真ん中
タテと横に線の入った
青くて丸い、地球儀の前へ
「 … キレイ… 」
アイちゃんの 夢見る様な瞳
立体映像に手を伸ばして
一度、触れようとしたけど
思い返した様子でまた
ユウくんの腕へそっと、指を絡めた
そんなアイちゃんの
クルクルと変わる表情を
ユウくんも、とても優しい表情で
ジッと見つめている
「 ――― 赤い点滅信号は『木』
この青い信号が、件の船だ
これは、政府の管轄している乗り物で
あちらとこちらの繋がりはあるが
我々 "特務機関"は関知していない
別の物だ
―――… 話をもどそう
"近付けば消え、また違う場所に現れる"
このまやかしの『木』の本体は
おそらく、別次元にある
しかしこの数十年
いくらその在りかを調べても駄目だった
そして計画されたのが
――――… これだ !! 」