バニラ
「ってか、何で恭吾は服を着てるの?」

あたしは聞いた。

さっきまでは裸だったくせに、いつの間にか恭吾は服を着ていた。

「悪い?」

悪い…って言うほどでもないけど、あたしだけ真っ裸と言うのは、何だかいやらしい気がした。

何か着なきゃと思ってあたしが躰を起こした時、
「痛ッ…」

下腹に鋭い痛みを襲った。

「大丈夫か?」

「んもー!

恭吾、やり過ぎー!」

急に痛み始める下腹を抱えながら怒るあたしに、恭吾は笑った。
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