そして天使は闇へ堕ちる


「まだ気分が悪いか?」

「いえ。大丈夫です」

「なら俺について来い。陛下がお呼びだ」


「魔王、来ているんですか?」


「あぁ、いるぜ?ほら、あそこで女たちが群がっている所をみてみろよ」

ゾノが指差す方を見ると、濃い色のドレスを纏う女たちに囲まれている魔王を目にした


確かに顔があんなに整った男を女は見逃さないわね


一人で納得していると、急にゾノに腕を掴まれた

「ほら、早くついてこい。俺が陛下に怒られる」

「ちょっ……」


ぐいぐいと腕を引っ張っられ、あっという間にあの女性陣の前に立たされる


「陛下、連れてきましたよ」


「わかった。そこに置いておけ」


まるで物のように言うゼロに、リュリュカはカチンときた


他人に顔を見せるなとか、そこに置いておけとか、何様のつもりよ!





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