秘密の花園
「んッ…」
「あ、起きた」
「月歌!?此処何処!?」
あたしが目覚めたとき、目の前には煌びやかなイケメン達…
部屋の天井は高くて、シャンデリア…
もう一度気を失いそうだった…

第一あたしは 船アレルギー…
船を見ると気絶するというなんとも間抜けなアレルギーです。
なんでアレルギーとかは知らないけど原因は6歳のときなんだって。

それはともかく…
あたしはふと自分の服に目をやる。
よくみると…これ男子の制服!?
髪はもともとショートだから違和感無いじゃん!
でちょっと女の子っぽい男の子って感じ…
「なんであたしが男物の制服着てるわけ!?」
「まぁまぁ…話を聞け!」
「む…」

あたしはちらっとドアのほうを見た。
ドアには金色の文字でRose Perfumeと書かれていた。

「Rose Perfume…?ローズパフューム!」
「おまー人の話きいてんのか?」
「え?」
まったく聞いてなかった…
「オッホン!」
「ぷっ」
「んだよ」
月歌の大げさなセキに思わず笑った…
月歌ってなーんっか…変!

「此処…Rose Perfumeはこの学園のホストクラブだ」
「へ!?」
ほほほほほ?ホスト?
頭の中でブランデーを片手に笑いかけてくる金髪の男が…
想像するだけでゾッとするような……

「で。何でアタシがホスト?」
「お前はちょーっと面白い奴だから。それとお前みたいな奴探してたんだ」
「意味わかんない」
「お前は、Rose Perfumeを探してくれそうな感じがする」
「は?」
「Rose Perfumeは此処の全校生徒が探している初代園長の宝石だ」
後ろで月歌ではない声が聞こえた。
誰だろう…綺麗な・・・声ぇー…

「流…お前…」
「こんにちわ…貴方が冥李さんですよね?私は、樋乃 流(ヒノ リュウ)です」
「…流さん…よろしくお願いします…」
「こちらこそ♪」
流さんは黒髪…キリッとした黒い目で、背は月歌に比べて10cm位高い…
もちろんあたしより背が高い!!!



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