秘密な彼氏
やっはり、本当に結ばれても朝は厳しい。

「――んんっ…」

まだ意識が戻らない頭で、目覚まし時計に手を伸ばした。

時間を確認して見たら、
「――ゲッ…!」

一気に目が覚めました。

時間は朝の8時をとうに過ぎていた。

ヤバい、反省文を書いてない!

何より、遅刻!

躰を起こそうとしたら、
「おはよう」

隆志の方に視線を向けると、すでに彼は目を覚ましていた。

「おはよう」

じゃなくて!

「私、遅刻しちゃ…」

私の言葉をさえぎるように、
「ダーメ♪」

隆志に抱きしめられてしまった。
< 24 / 170 >

この作品をシェア

pagetop