秘密な彼氏
やっと出てきた言い訳は、美里の名前と共にだった。

ごめん、美里。

こんなところで名前を出しちゃって。

心の中で彼女に謝った。

「ふーん、そう」

隆志が返事した。

わかった…って言うことかな?

その瞬間、ズキッと罪悪感を感じた。

ウソをついて出かけようとしている訳だから、当たり前だよね。

「じゃ」

隆志が私をベッドに押し倒した。

「今からたくさん触れておこっかな」

そう言って隆志は甘い笑顔を浮かべた。

「今夜は、寝かせないからね?」

ささやかれた言葉に、私の躰が震えた。
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