たとえ馬鹿でも、愚かでも
そんな自分、に気付いてはっとする。


っていうかそれより…


「と、とりあえずどうぞ!」


まだ少ししか濡れてないみたいだからよかった。


差し出した傘に彼は少し驚いた表情を見せたがすぐにその唇は笑みを作った。


うわっ、絶対罪作りだこの人。


美しい花が開いたような微笑みに頬が熱くなるのが分かった。
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