なんと知的な口説き方をするのか!

「……!!!!!」


驚いて眼をあけると、にやりと悪戯っ子みたいに笑う彼がいた。


「ん? 口が良かった?」


「め、めがねくんっ……!」




ぎゅ、と真っ赤になった私を再び抱き寄せて、頭をなでなでしながらめがねくんは言った。





「明日から、教室に逢いに行くよ。寒いし。」








ああもうあなたって人は。

*なんと知的な口説き方をするのか!*

そんなの、頷くしかないじゃない!



アトガキ→
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