バスケより一番に
告白
今目の前には小柴君が居る。
何かいつもと様子が変。
どんどん近付いてくる。
ついには壁に追いやられて動けなくなった。
―――――ドキドキ…
顔が自然に赤くなる…
もしかしてこれって…
あと少しの所で摩乃が来た。
急に恥ずかしくなった私は思い切り小柴君を押し、走っていった。
そして校門へ着いた所で足を止めた。
「…もしかしてあれって…」
私はその場に座りこんでしまった。
「嘘でしょ…」
しばらくボーっとしていると霧谷君が来た。
「どうしたんですか?
春弥見付かりました?」
私はその名前を聞くだけで顔が赤くなってしまった。
「何かあったんですね?」
ニヤニヤしながらこちらを見る霧谷君。