バスケより一番に
「そっか…そっか。
よかったぁ~」
「水沢先輩はよく一人で考え込むから。
これからは言いたい事正直に俺に言うんですよ?」
「うん。
ありがと」
「じゃ、おやすみなさい」
そう言って小柴君がベットから降りようとした時
「まっ、待って…」
自分の気持ちを正直に…
「いっ…」
「い?」
「一緒に寝て…下さい…///」
「……」
流石にこれは引いたかな。
「ごめん、やっぱ何でもないや
おやすみ!!」
急いで布団に入り、小柴君に背中を向けた。
あぁ~!!
何であんな事言っちゃったんだろ。
小柴君何も言ってくれなかったし。
もう、寝よ寝よ!!
そう目を閉じた時
背中に何かを感じた。
静かに後ろを見ると…
「水沢先輩から誘ってきたんですからね」
その途端急に緊張してきた。
――――ドキドキ…
「緊張してるんですね」
「えっ!?
べ、べ、別に緊張なんか……ごほっ、ごほ!!」
「ハハハッ
大丈夫ですか」
笑いながら背中をさすってくれる小柴君。