バスケより一番に



「そっか…そっか。
よかったぁ~」


「水沢先輩はよく一人で考え込むから。
これからは言いたい事正直に俺に言うんですよ?」



「うん。
ありがと」


「じゃ、おやすみなさい」



そう言って小柴君がベットから降りようとした時



「まっ、待って…」


自分の気持ちを正直に…




「いっ…」


「い?」





「一緒に寝て…下さい…///」



「……」


流石にこれは引いたかな。



「ごめん、やっぱ何でもないや

おやすみ!!」


急いで布団に入り、小柴君に背中を向けた。



あぁ~!!

何であんな事言っちゃったんだろ。


小柴君何も言ってくれなかったし。



もう、寝よ寝よ!!


そう目を閉じた時




背中に何かを感じた。


静かに後ろを見ると…



「水沢先輩から誘ってきたんですからね」


その途端急に緊張してきた。



――――ドキドキ…


「緊張してるんですね」


「えっ!?

べ、べ、別に緊張なんか……ごほっ、ごほ!!」


「ハハハッ
大丈夫ですか」

笑いながら背中をさすってくれる小柴君。



< 159 / 224 >

この作品をシェア

pagetop