銀杏
俺は家を出て、コンビニに向かう。マンガ本を立ち読みして時間を潰した。時計を見ると、家を出て30分が経過してる。
まだ…早いよな?
そう思い別の本を手にした時、思い出した。
母ちゃんは出掛けにこっそり俺に耳打ちしたんだ。
咲を家に一人にするな、と。
慌てて家に帰った。
咲、咲、ごめん。俺、大事なこと忘れてた。咲を一人にしちゃいけなかったんだ。
バカな俺。こんな大事なこと忘れるなんて。
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