四竜帝の大陸【青の大陸編】
ソファーにちょこんと座ったハクちゃんの隣に腰を下ろすと、彼は定位置である私の膝に移動してきた。
「りこ、両手をこうしてくれるか?」
ハクちゃんは自分の両手首を軽くつけるようにしてみせた。
ん?
つまり、お縄ちょうだいいたしますって動作?
「はい、これでいい?」
私は言われた通りにしたものの、頭の中は???な状態だった。
「ほら……こうすれば装飾品のようだろう? 妻へのプレゼントは装飾品が多いと、ダルフェの本に書いてあったのだ」
そう言いながら小さな手で、私の両手首にかけらのチェーンを巻いてくれた。
ダルフェ文庫、まともなものもあるのね……。
装飾品……アクセサリーか……なるほど。
「うん、とっても素敵。私はこのかけらで、ネックレスとブレスレッドとか作りたいかもっ。ありがとうハクちゃんっ! ……ハクちゃん?」
ハクちゃんは、何故かじーっと……瞬きもせず、かけらでぐるぐる巻きにされた私の手首を見ていた。
「…………」
「ハクちゃん?」
「…………」
これで作るアクセサリーのデザインとか考えてるんだと思った私は、ハクちゃんが自分から喋るのをそのままの状態で待った。
「りこ、両手をこうしてくれるか?」
ハクちゃんは自分の両手首を軽くつけるようにしてみせた。
ん?
つまり、お縄ちょうだいいたしますって動作?
「はい、これでいい?」
私は言われた通りにしたものの、頭の中は???な状態だった。
「ほら……こうすれば装飾品のようだろう? 妻へのプレゼントは装飾品が多いと、ダルフェの本に書いてあったのだ」
そう言いながら小さな手で、私の両手首にかけらのチェーンを巻いてくれた。
ダルフェ文庫、まともなものもあるのね……。
装飾品……アクセサリーか……なるほど。
「うん、とっても素敵。私はこのかけらで、ネックレスとブレスレッドとか作りたいかもっ。ありがとうハクちゃんっ! ……ハクちゃん?」
ハクちゃんは、何故かじーっと……瞬きもせず、かけらでぐるぐる巻きにされた私の手首を見ていた。
「…………」
「ハクちゃん?」
「…………」
これで作るアクセサリーのデザインとか考えてるんだと思った私は、ハクちゃんが自分から喋るのをそのままの状態で待った。