四竜帝の大陸【青の大陸編】
「お願いっ、お願いします! あの人の側にいさせてっ!」
私がこの世界にいることは。
間違ってるのかもしれない。
ーーー居るべき世界に戻すことは、貴女だけでなくこの世界の為にも必要な事
私。
知っているし、ちゃんと分かってる。
こんな私じゃハクにつり合わないって、自分が一番知っている。
人間で、しかも異界人の私なんかがハクのつがいになったことは、この世界の人達にとって歓迎できないことだと分ってる。
この世界に居るはずのなかった私。
この世界に居るべきじゃない私。
「お願い……」
芝生に膝を付いて、深く頭を下げた。
胸にピンク色の封筒を抱きしめて。
「……お願いします」
額に、見た目より硬い芝の感触。
鼻に押し込まれるような、強い草の匂い。
「私を、あの人の傍に……」
この世界に存在することを許して。
ハクの『世界』に、いさせてください。
「この世界に、いさせて下さい」
ミー・メイちゃんだけでなく、この世界の全ての人に。
この世界に、許しを求めて。
地に伏せて、この世界に請い願う。
今の私には。
こうすることしか出来なかった。
私がこの世界にいることは。
間違ってるのかもしれない。
ーーー居るべき世界に戻すことは、貴女だけでなくこの世界の為にも必要な事
私。
知っているし、ちゃんと分かってる。
こんな私じゃハクにつり合わないって、自分が一番知っている。
人間で、しかも異界人の私なんかがハクのつがいになったことは、この世界の人達にとって歓迎できないことだと分ってる。
この世界に居るはずのなかった私。
この世界に居るべきじゃない私。
「お願い……」
芝生に膝を付いて、深く頭を下げた。
胸にピンク色の封筒を抱きしめて。
「……お願いします」
額に、見た目より硬い芝の感触。
鼻に押し込まれるような、強い草の匂い。
「私を、あの人の傍に……」
この世界に存在することを許して。
ハクの『世界』に、いさせてください。
「この世界に、いさせて下さい」
ミー・メイちゃんだけでなく、この世界の全ての人に。
この世界に、許しを求めて。
地に伏せて、この世界に請い願う。
今の私には。
こうすることしか出来なかった。