四竜帝の大陸【青の大陸編】
うがった見方をするならば。
---わたくしのことが知りたければ<監視者>様にお聞きになればよろしいわ、おほほほほ~。
私の脳内で、バックにヴェルサイユ宮殿を背負って扇子の羽毛を撒き散らしながら、さっきの美女が高らかに笑った。
……ちょっと、かなり違う気もしますが。
ハクちゃんは彼女を無視というか、興味がかけらで作ったアクセサリーにあったから、彼女を見ようともしなかった。
酷い態度だけど、彼女は顔色一つ変えず微笑んだままだった。
慣れてる。
そう感じた。
彼女はハクちゃんのあの態度に、慣れている……普通はカチンとくるもの。
「……ハクちゃん」
立ち去るまでずっと、彼女の笑みは消えなかった。
自分を見ないハクちゃんを、ずっと見ていた。
嬉しそうに微笑み……でも、切なげな瞳で。
「あの人、誰なの?」
「あれか?」
『あれ』ですか……やっぱり、居たってことは分かってたんだ。
彼女の存在を認識してるのに、居ないものとして扱ったの?
ハクちゃんは右手にかけらで作ったネックレスを持ち、指先でひっかけるようにして自分の目線まで上げた。
連なる真珠のようなそれを、赤い舌でぺろりと舐めて。
「メリルーシェの第二皇女だ」
そう、教えてくれた。
---わたくしのことが知りたければ<監視者>様にお聞きになればよろしいわ、おほほほほ~。
私の脳内で、バックにヴェルサイユ宮殿を背負って扇子の羽毛を撒き散らしながら、さっきの美女が高らかに笑った。
……ちょっと、かなり違う気もしますが。
ハクちゃんは彼女を無視というか、興味がかけらで作ったアクセサリーにあったから、彼女を見ようともしなかった。
酷い態度だけど、彼女は顔色一つ変えず微笑んだままだった。
慣れてる。
そう感じた。
彼女はハクちゃんのあの態度に、慣れている……普通はカチンとくるもの。
「……ハクちゃん」
立ち去るまでずっと、彼女の笑みは消えなかった。
自分を見ないハクちゃんを、ずっと見ていた。
嬉しそうに微笑み……でも、切なげな瞳で。
「あの人、誰なの?」
「あれか?」
『あれ』ですか……やっぱり、居たってことは分かってたんだ。
彼女の存在を認識してるのに、居ないものとして扱ったの?
ハクちゃんは右手にかけらで作ったネックレスを持ち、指先でひっかけるようにして自分の目線まで上げた。
連なる真珠のようなそれを、赤い舌でぺろりと舐めて。
「メリルーシェの第二皇女だ」
そう、教えてくれた。