最後の恋、最高の恋。


「謝ってほしいんじゃないんです、私いつもの三浦さんの可愛い笑顔が見たいんです」


ぐっと拳を握って力説する藤田さん。

とっても素直で、一直線で、元気いっぱいで。

たまに突っ走って周りが見えなくなっちゃうけど、空気の読めない発言をしたりするけど、憎めなくて思いやりいっぱいの可愛い後輩。


「うん、努力する」


そう言った言葉に、嘘はなかった。


もう、逃げている場合じゃないのかもしれない。

ちゃんと受け止めないと。

祝福できなくたって、ちゃんと話をしないと。


逃げないで、向き合う努力をするべきだ。



でも、その日すぐに、とまではいかなくて、あの二人に向き合うための心を決めるのに更に3日要した。

決心して実家に戻ったのは、月曜の夜だった。

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