最後の恋、最高の恋。
先週の月曜、散々な状況になったけど、約一週間でそれを受け入れる覚悟を決めることができたのは、私にとってとても早くできた方だ。
明りの灯る久しぶりにみた我が家を玄関から少し離れたところからぼんやり眺める。
時刻はもう19時になろうとしているのに、夏とは違って陽がすっかり沈んでいる外は、息を吐くそばから凍っていくんじゃないかってくらいに冷たい。
見上げる先の家は、生まれてからずっと住んでいる家なはずなのに、ドキドキして変な緊張をしている自分がいる。
そのカーテンから漏れる明かりをしばらく眺めてから、大きく深呼吸して鍵を開けて「ただいまー」となるべくいつものように帰宅した。
玄関に入るなり、バタバタと大きな音を立てながら駆け寄ってきたのはお母さんだった。
初めての無断外泊。
しかも連続で一週間。
とっても心配かけたのは分かっていたから、平手の一つでも覚悟していたのに、意外にもお母さんは私をぎゅっと抱きしめてきた。