最後の恋、最高の恋。
「お帰りっ」
文句の一つも言わないで、ただそれだけ。
それだけだけど、それがかえってとても心配をかけていたんだと思い知らされる。
「ごめん、なさい」
「寒いでしょ、お風呂入る? ご飯は?」
私の謝罪を聞こえなかったふりで、あくまでいつものように接してくれるお母さん。
何があったのか、今までどうしてたのか、それを一切聞かないお母さんにやっぱり感謝した。
それは私を信用しているからだ。
私が道を外れたことなんかしないと信じてくれているからで、何かあったんだと分かってはいるけど私が言いたくないと思っていることまで分かっているからだ。
そんな大きなお母さんに、心から感謝した。