最後の恋、最高の恋。


「違う違う、可愛いものが好きっていう美月ちゃんが可愛いって言いたかっただけ」


そういう言葉を笑いながら言われても、なんのフォローにもならない。



「ガっくん、どっかのホストみたい」


いつの間にそこにいたのか、パスタの乗ったお皿を片手に持ったクマさんが急に言葉を発するから、「ひゃぅっ!?」と変な声を上げて驚いてしまった。


全然気配しなかった!

やっぱりクマさんだから気配を消して行動するのが習性なの? なんて失礼なことを考えつつも、驚いてしまったことを謝る。


「ご、ごめんなさい」

「……なにが?」

「変な声出して驚いてしまったり、気配を消すのが習性だなんて思ってしまったので……」


正直に白状すれば、クマさんと坂口さんの笑い声が重なった。


もう、大爆笑だ。

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